イベント
館林市立資料館特別展『近世館林藩主7−17(ナナイチナナ)』 ●江戸時代の約260年間、館林藩は譜代大名や徳川一門が治める藩でした。「徳川四天王」で知られる榊原康政や、のちの5代将軍徳川綱吉が配置されたことをはじめとして、常に幕府を支える重要なポジションにある大名が治める名藩でありました。 ●江戸幕府は、大名統制策である転封(国替え)を一貫して実施し、館林藩も7家が入れ替わり、最後の秋元礼朝までの、合わせて17代の藩主による領地経営が行われました。 ●7家17代にわたる、館林藩主たちの治世と藩政は、館林城や城下町だけでなく、支配下にある村々とそこで暮らす人々の生活や文化、産業などに影響を与えて、現代の館林市を築く基礎となりました。 ●本特別展は、館林市が市制施行70周年を迎えたことをきっかけとして、近世期に館林藩を治めた7家17代の藩主家の家柄や歴史を知っていただくとともに、通説的な江戸時代の歴史と館林藩のつながりを改めて捉え直す目的で開催いたしました。 <展示会詳細> ■主催:館林市教育委員会 ■会期:令和6年10月12日(土)〜12月8日(日) 9:00〜17:00 *入館16:30まで ■会場:館林市第一資料館 1階常設展示室(奥)+2階企画展示室 ■入館:無料 ■展示解説会:10月13日(日)・28日(月)、11月3日(日)、12月8日(日) *各日11:00〜11:30 ■休館:月曜(10月28日、11月4日を除く)、祝日の翌日、図書館臨時休館日
スペインの巨匠・ミロ 版画の宇宙 バルセロナに生まれた芸術家ジョアン・ミロ(1893-1983)は、ピカソ、ダリと並び20世紀を代表するスペインの巨匠として広く親しまれています。故郷の明るい陽射しと大地を愛し続けたミロは、太陽、月、星、鳥などの自然をモティーフに、それらを大胆に抽象化しながら詩的で宇宙的な世界を色鮮やかに表現しました。 ミロは様々なジャンルで制作を行いましたが、油彩に並びライフワークとして取り組んだのが版画でした。1928年に35歳で本格的に始めた版画の技法は、ステンシル、エッチング、木版、リトグラフなど多岐にわたり、実験と探求を繰り返しながら、90年にわたる生涯で2,500点以上もの版画を世に送り出しました。 本展は、ミロの初めての版画作品『一羽の小さなカササギがいた』に始まる初期から晩年までの約150点の作品で構成されます。線と色で謳う造形の詩人、ジョアン・ミロの世界をお楽しみください。 会期 2024年9月28日(土)~12月15日(日) 時間 午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで 休館日 月曜日(10月14日、10月28日、11月4日は開館)、10月15日(火)、10月29日(火)、11月5日(火) 観覧料 一般 830 (660) 円、大高生 410 (320) 円 *( )内は20名以上の団体割引料金 ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※群馬県在住の65歳以上の方は平日のみ2割引き ※10月28日(月)県民の日は無料 <掲載写真> 《女と鏡》1956年 © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 G3555